鶏のフェイジョアーダ風 |
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エネルギー 417kcal |
塩分 0.9g |
食物繊維 0.4g |
一般的な昼食は、インディカ米を炒めて炊いたご飯又は炒めないで炊いたご飯に豆の煮込ん
だもの(フェジョン)、肉類のソテーやイタリア風カツレツ(コートレット・ミラネーゼ)、ドレッシングをかけたサラダという定番のスタイルです。肉は牛肉、鶏肉、豚肉の順に好まれる。
米飯以外ではニョッキ、ラザニアといったパスタ類を主食に食べることもある。
昼は外食の人が多く、レストランでは曜日ごとに決まった定食が出される。
月曜日(キャッサバイモの粉と煮豆、ベーコン、卵、コウベマンティガ[野菜]を炒めたもの)、
火曜日(バカリョアーダ;塩サラダの料理)、水曜日(フェイジョアーダ)、木曜日(鶏肉とパスタ又は牛テールとポレンタ)、金曜日(魚料理)、土曜日(フェイジョアーダ)、日曜日もお昼にパスタ、夕食にピザを食べる人が多いです。
[フェイジョアーダ]
ブラジルの国民食ともいわれる料理である。
フェイジョン・ブレット(黒い豆)と呼ばれる
豆をドロドロになるまで煮てこの中に豚の脂身、豚足、豚の耳やしっぽ、干し肉、ベーコンなどを入れ、ニンニクと塩で味をつけ長時間煮込んだものである。ルーツはアフリカから来た奴隷の食べ物で地主が食べ残した豚足や、脂身など全てを鍋に入れて形が崩れるまで煮込んだものである。
現在は材料もよくなり専門のレストランもあり1皿10~15レアル(500~750円)くらいで食べることができる。食べ方は1つのプレートにご飯を盛り、フェイジョアーダをかけファロッファ(マンジョアーダというイモの粉を炒めたもの)、オレンジやサラダなど口直し用の料理をのせて混ぜながら食べる。
豆にはリジンやアスパラギン酸などのアミノ酸が多く、スタミナアップに有効、さらに、レシチンが動脈硬化予防になり、サラサラの血液を保ちます。
料理アドバイス
乾燥豆から煮るときは、1晩豆の3~4倍の水につけ、つけこんだ水と一緒に軟らかくなるまで煮てください。
豆を軟らかく仕上げるポイントは、豆が軟らかくなって砂糖をや塩などの調味料を入れることです。
ブラジルでは黒いあずき位の大きさの豆を使います。肉は豚肉や豚足などみおいしくできますよ。
<鶏のフェイジョアーダ風> |
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鶏もも肉 | 250g |
塩 | 小さじ1/3 |
こしょう | 少々 |
玉ねぎ(みじん) | 200g |
トマトピューレ | 100cc |
にんにく(つぶす) | 2片(6g) |
薄力粉 | 大さじ2 |
バター | 10g |
サラダ油 | 15cc |
塩 | 少々 |
白粒ひきごしょう | 少々 |
白いんげん豆(水煮) | 300g |
水 | 1000cc |
チキンコンソメ | 1/2ヶ |
ローリエ | 1枚 |
トマト(湯剥きして1cm角切り) | 100g |
パセリ(みじん) | 大さじ2 |
<作り方>
- 水煮の白いんげん豆、水1000cc、チキンコンソメ、ローリエを入れて中火でやわらかくなるまで煮込んでおく。(約10分)
- 鶏もも肉はフォークで穴をあけ身の厚いところは包丁を入れて開き、1切れ50gの5切れにし、塩、こしょうをすりこんでおく。
- 厚手で深めの鍋にサラダ油とバターを溶かし、ニンニクを入れて少し色づくまでよく炒める。次に鶏ももを加えて鶏の表面に焼き色をつけ器にとり、玉ねぎを加えて3分間中火で炒め、弱火にして薄力粉を加え1分間炒める。
- ④にトマトピューレ、②のいんげん豆と煮汁、焼いた鶏を加え弱火で20分位煮る。(途中アクをとる。)
- 最後に塩・こしょうで味を整えトマトを加えて1分間煮る。次にパセリをまぜて火からおろす。
- 鶏肉を中心に周りに豆を盛り付ける。