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中村学園大学・短期大学部 教授
管理栄養士、調理師
著書:基礎と応用の調理学実習
料理雑誌、テレビ出演多数
お薦めメニューへもどる
毎月その季節の旬な食材を使って、美味しく健康を育むレシピをコンセプトに考案しています。
今月はこのようなレシピをとりそろえてみました。
みなさん、どうぞ今回のレシピを参考に腕を振るってみて下さい。
5月のふるさとの味
1日350gの野菜を
子供の食と健康
節度ある
お酒の飲み方とは
アゴのお平
そのまんまキャベツのメレンゲソース
筍の牛肉巻き照り煮
カツオカツ
アゴのお平
エネルギー
122kcal
塩分
1.1g
食物繊維
0.1g
『アゴのお平』
五月五日、今は子供の日で男・女ともお祝いをするが、もともとは端午の節句といわれ男の子の節句である。
めでタイということでタイ料理、季節のものでタケノコ(まっすぐ育つように)料理、かしわもち、ちまきなどが食べられていた。
博多の五月節句の主役は『アゴ(トビウオ)のお吸い物』である。アゴから作ったカマボコと大根を加えた吸い物をお平椀に盛りつけて朝食に出す。
料理アドバイス
アゴが手に入らないときは、アジやイワシを使ってもよい。
<アゴのお平> (5人分)
アゴ(トビウオ)上身
300g
塩
3g
砂糖
5g
卵
1個
片栗粉
大さじ1
お湯
1000cc
大根
(1cm幅、3cm長さ短冊切り)
100g
貝割菜
1/2ワ
コンブ
10cm 角
塩
2g
酒
10cc
薄口醤油
10cc
<作り方>
アゴは3枚におろし、皮と骨を取り2〜3cm角に切り、フードカッターにかける(無いときは、すり鉢でする)。
(1)に塩、砂糖を入れてさらに混ぜ、卵、片栗粉を加えて混ぜ合わせる。
沸騰した1000ccのお湯に、(2)のすり身を少し入れて火を通し食べてみて味を整える。
(3)のすり身を木杓子の上に1cm厚さぐらいに広げ、箸で3cm長さの三角形の大きさにし、沸騰した湯の中にそぎ落しゆがく。浮き上がってきたら皿に取り出し、茹で汁はとっておく
。
(4)の茹で汁にコンブと大根を入れ、コンブは2〜3分で取り出し、大根が軟らかくなったら(4)のカマボコを加え、塩、酒、薄口醤油で味を整え貝割菜を加えて仕上げる。