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中村学園大学・短期大学部 教授
管理栄養士、調理師
著書:基礎と応用の調理学実習
料理雑誌、テレビ出演多数
お薦めメニューへもどる
毎月その季節の旬な食材を使って、美味しく健康を育むレシピをコンセプトに考案しています。
今月はこのようなレシピをとりそろえてみました。
みなさん、どうぞ今回のレシピを参考に腕を振るってみて下さい。
11月のふるさとの味
1日350gの野菜を
免疫力を高めて健康に
健康になる
料理と食べ方
はなつきだご汁
秋野菜のナムル3種盛り
仏手白菜(ブッショウバツツァイ)
かきのサクサク揚げ
はなつきだご汁
エネルギー
320kcal
塩分
0.9g
食物繊維
1.8g
福岡の山間部で昔からどの家庭でも秋風の立つころから、何度か食卓に出されるほど親しまれているだご汁である。
普段は小麦粉をこねただけの“だご”が入るのだが、秋の収穫が終わって少し暇なときは、1cm厚さに切ったサツマイモを薄くのばした生地で包み、秋の野菜と共に煮込み、みそ味や醤油味に仕上げて食べる。
鼻が付き合うほど大きな『さつまいも入りだご』を入れるのでこの名が生まれたのだろう。
料理アドバイス
小麦粉で作るだごは、20〜30分ねかせることで、のびやすいきれいな生地になる。
<はなつきだご汁> (5人分)
さつまいも
200g
強力粉
100g
薄力粉
100g
塩
1g
熱湯
100cc
【汁の材料】
鶏もも身
200g
ゴボウ
50g
大根
100g
人参
50g
白菜
100g
生しいたけ
5枚
いりこだし
1000cc
田舎みそ
90g
ゆずごしょうまたは七味唐辛子
<作り方>
<だごの作り方>
さつまいもの皮をむき、1cm厚さの輪切りまたは半月切りにして10分程水にさらす。
ボールに強力粉、薄力粉、塩、熱湯を一度に入れて木杓子で混ぜ、次に手でよくこねて だんご状にまとまったら、ラップに包み20分おいて3cm長さの棒状に伸ばし、1cm 幅に切って薄く伸ばし、(1)のイモを包み沸騰した湯に入れて5分間茹でて取り出して おく。
<汁の作り方>
ゴボウは表面の皮をこすり、タテ半分に切って斜め切りにして水につけアクをとる。 大根、人参、白菜は4cm長さ1cm幅くらいの短冊に切る。生しいたけはうす切りにする。
鶏肉は一口大の斜め薄切りにする。
鍋にいりこだしを加え、(1)、(2)の材料を加えアクをとり、次にだごを加え、野菜が軟らかくなったらみそを溶いて味を整える。好みでゆずこしょうや七味唐辛子を添えて食べる。