6月のふるさとの味：ふなやき：ツバメガスフロンティア料理レシピ集

中村学園大学・短期大学部　教授
管理栄養士、調理師
著書：基礎と応用の調理学実習
料理雑誌、テレビ出演多数

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毎月その季節の旬な食材を使って、美味しく健康を育むレシピをコンセプトに考案しています。今月はこのようなレシピをとりそろえてみました。みなさん、どうぞ今回のレシピを参考に腕を振るってみて下さい。
6月のふるさとの味	生活習慣の改善で糖尿病を防ぐ方法	内臓脂肪を徹底的に減らす方法	野菜で生活習慣病を防ぐ方法

ふなやき	生八つ橋と煮リンゴのミルフィーユ	イサキのオリーブオイル焼き	人参のスープ

ふなやきについて

エネルギー
128kcal

塩分
0.2g

食物繊維
0g

九州で一番大きな川筑後川は、全長143Km。
流域には柳川、大川、久留米、浮羽、大刀洗（たちあらい）、朝倉などがある。
その昔、この川には荷物や人を運ぶために多くの船が交通手段として使われていた。
船で働く人々は午後３時か４時になると少しお腹がすいてくるため、船の上で七輪を置き、鉄板をのせ、やわらかめに溶いた小麦粉をクレープのように薄く焼き、黒砂糖をくるんで食べた。
船の上で焼くので『ふなやき』という。

料理アドバイス

クレープ生地と同じですが、小麦粉を混ぜたものは３０分位おいて焼いたほうが、薄くきれいに焼けます。

＜ふなやき＞（5人前）
薄力粉	50g
水又は牛乳	120cc
塩	1g
シソの葉	5枚
黒砂糖	75g
サラダ油	5cc

＜作り方＞

ボールに水と塩を入れて混ぜ、ふるった薄力粉をすこしずつ加えよく混ぜあわせ３０分後に濾す。
(1)の中にシソの葉の荒みじん切りにしたものを加え、テフロンのフライパンに油を薄くしき、中火で両面焼き、全体に黒砂糖をふり火をとめ、手前から巻く。