「早寝早起き朝ごはん」を習慣づけて実践できるために、手早く、簡単に、個々人の嗜好に合わせて調理選択可能なレシピを紹介します。
「よく体を動かし、よく食べ、よく眠る」という、当たり前で必要不可欠な基本的生活習慣は、日本の子どもたちにおいて大きく乱れています。これらの生活の習慣の乱れは、社会全体の問題としてとらえ、地域が一丸となって取り組む事が重要な課題であると、平成18年4月24日に、個人や団体(PTA、子ども会、青少年団体、スポーツ団体、文化関係団体、読書・食育推進団体、経済界等)の幅広い関係者が賛同されて「早寝早起き朝ごはん」全国協議会が設立されました。早寝、早起き、朝ごはんは国民運動として推進されていますが、わかっていても、なかなか実行できていない????
平成27年度の国民健康栄養調査の結果が報告されました。朝食の欠食に関する状況では。朝食の欠食率は男性で14.3%、女性10.1%であり、年齢階級別にみると、男性は30歳代、女性は20歳代で最も高く、それぞれ25.6%、25.3%でした。(欠食は食事をしなかった、錠剤による栄養素補給や栄養ドリンクのみ、菓子・果物・乳製品・嗜好飲料などの食品のみ。)
朝食を食べるメリットとは?
- 1)朝食を食べる習慣は、正しい生活リズムをつくり生活習慣を改善する
- 2)睡眠中に下がった体温が上昇して、午前中から元気に活動できる。
- 3)朝食は、体と脳にエネルギーを供給し、目覚めさせてくれる。
- 4)朝食は、腸を刺激し、排便を促すはたらきがある。
調理ポイント
バランスのとれた朝食献立は、伝統的な日本の食文化「一汁三菜」をイメージする。
「主食」ご飯やパンを。エネルギーとなり、身体を動かすもとになる炭水化物、脂質を。
「汁物」は酸味のある旬の果物や野菜のジュ-ス類で食欲を促す。
「主菜」卵やベーコンやソウセイジ(魚、大豆・大豆の加工食品)など身体をつくる源のたんぱく質、カルシウムを。
「副菜」野菜の赤、緑、黄、黒、白の5つの色の旬の食材はビタミンやミネラルが豊富。
「副々菜」旬の好みの果物やヨーグルト・乳製品やコ-ヒのゼリ-に蜂蜜をそえて。