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2017年2月 冬の薬膳 春の洋風薬膳料理

冬季の自然条件は、「寒」であり、人体の表面の比較的浅いところで、寒邪を受けやすい。

例えば手足が冷えたり、人体の気や血のめぐりが滞って痛みが現れたりする。また、冷えると人体の表面が収縮し熱が外へ出にくく、寒や発熱の症状が起こりやすくなる。

予防には、熱性や温性の食材が効果的であり、腎経に入る食材、また体を温める効果のある、クルミ、枸杞、白果(ギンナン)、ナマコ、大豆、黒胡麻、栗、山芋、鳥骨鶏、桂皮などが適している。これらを冬野菜の代表選手である大根、人参、牛蒡などと組合せて調理することが重要である。

献立

カラダにやさしい食品

日常私たちが食べている食品には、健康を維持・増進する大きな力が宿っています。
このコーナーでは、食品の持つすばらしい力を紹介します。

  • 1.身体を温める食材

    例:しそ、生姜、長葱、シナモンなど

  • 2.体内の水分を取る食材

    例:ハト麦、とうもろこし、冬瓜、空豆、ドクダミなど

  • 3.気を補う食材

    例:山薬、ナツメ、穀物、芋類、豆類、きのこ類、南瓜など

  • 4.消化吸収機能を高める食材

    例:紅麹、サンザシ、粟、稗、赤豆など

健康一口メモ

栄養・運動・休養は健康の源です。
このコーナーでは、世界の最先端の栄養・運動・休養に関する情報をお届けします。
是非、健康生活の参考になさってください。

  • やはり地中海料理は脳にいい!

    地中海料理とは、イタリアやスペインなど地中海沿岸の国々で食べられている食事で、その特徴は果物や野菜、オリーブ油、豆類、小麦や米、魚介類、乳製品などの食品を中心にした食事である。またワインもよく飲みますが肉類は多く食べません。70歳前後のスコットランドの人967名を対象に食事調査と核磁気共鳴画像法(MRI)で脳の大きさを測定しました。3年後にも脳の大きさを測定し、食事内容で脳の大きさにどのような影響があるかを検討しました。その結果、食事が地中海料理に近い人ほど、脳の萎縮は小さことがわかりました。地中海料理の食品をバランスよく取ることが脳を守るようです。

    出典:Neurology,2017;88:1–7

  • 肩の痛みは心臓病のサインかも

    これまでの研究で心臓病のリスクが高い人は、手根管症候群、アキレス腱炎、テニス肘など、関節や筋肉の痛みがでやすい傾向があることがわかっています。そこで、肩関節やその周りの筋肉などの痛みも心臓病の発症要因と関係するかどうかを検討しました。1226名の労働者を対象に、心臓病の発症要因となる高血圧、高コレステロール、糖尿病等と、肩の状態を調査しました。その結果、肩の状態が悪い人はそうでない人に比べ、心臓病の発症要因を持っているリスクが4.5倍も高いことがわかりました。つまり肩の状態が悪い人は心臓病の発症率が高い可能性があります。心臓病予防のためには、肩の状態も注意する必要がありそうです。

    出典:Journal of Occupational & Environmental Medicine-DOI: 10.1097.2016

  • 週末だけでも運動したほうがいい

    厚生労働省の『健康づくりのための身体活動基準』によると、18歳から64歳では毎日6000歩歩く運動量が健康づくりに必要となっています。しかし、日々健康的な生活習慣を続けることはなかなかうまくいきません。そこで、時間がある週末に運動される人(週末型)がいますが、週末だけの運動でも健康になれるのかどうかを検討した英国での研究があります。それによると、週末型の人は、まったく運動していない人に比べ、心血管疾患死リスクは40%、がん死リスクは18%低いことがわかりました。これらの死亡リスクが最も低い人は日常定期的に運動をしている人でしたが、運動をしないよりは週末だけでも運動した方が健康にいいようです。

    出典:JAMA Intern Med. doi:10.1001.2016