秋季の自然条件は、「燥」であり、大気が乾燥しているので、肺や気管支がダメージを受けたり、口、鼻、咽喉、皮膚がかさついたり、毛髪がぱさついたりする。
また、初秋には、夏の温熱と結合した「温燥」、晩秋には、冬の寒涼と結合した「涼燥」が多くなる。この時期には、大自然の「気」を大きく吸収して、体のバランスを調整することが大切である。秋は何を食べても美味しい季節である。特に、肺経に入る梨、橘(ミカンの一種)、葡萄、林檎などの旬の果物、また野菜では山芋、百合根、蓮根、そして蜂蜜が効果的である。
秋季の自然条件は、「燥」であり、大気が乾燥しているので、肺や気管支がダメージを受けたり、口、鼻、咽喉、皮膚がかさついたり、毛髪がぱさついたりする。
また、初秋には、夏の温熱と結合した「温燥」、晩秋には、冬の寒涼と結合した「涼燥」が多くなる。この時期には、大自然の「気」を大きく吸収して、体のバランスを調整することが大切である。秋は何を食べても美味しい季節である。特に、肺経に入る梨、橘(ミカンの一種)、葡萄、林檎などの旬の果物、また野菜では山芋、百合根、蓮根、そして蜂蜜が効果的である。
日常私たちが食べている食品には、健康を維持・増進する大きな力が宿っています。
このコーナーでは、食品の持つすばらしい力を紹介します。
《保健機能》グルコマンナンという食物繊維を含んでいます。血清コレステロールや血糖を下げる働きがあります。
《保健機能》アルギン酸という多糖類を含み、血清コレステロールや血糖を下げる働きがあります。
《保健機能》冷たくされることを「冷や飯を食う」というように、冷や飯はあまりいいイメージがありませんが、健康的にはすばらしい食べ物です。一度炊飯した米を冷やすとデンプンの構造が変わって消化しにくいデンプンになります。これをレジスタントスターチといい、血清コレステロールや血糖を下げる働きがあるとともに、便通改善効果もあります。米以外に、豆類、芋類などにも含まれています。
栄養・運動・休養は健康の源です。
このコーナーでは、世界の最先端の栄養・運動・休養に関する情報をお届けします。
是非、健康生活の参考になさってください。
歩くことは健康によい効果があることはわかっていますが、その歩数は1日1万歩といわれています。この1日1万歩という基準はもともと日本が作ったといわれています。1964年の東京オリンピック後、日本で歩数計が開発されその名を万歩計としたことがこの基準の起源らしいです。今では医学的にも1日1万歩は健康に良い効果をもつことが明らかとなっており面白い偶然です。しかしこの1日1万歩ですが、なかなか達成できないのが現状です。そういう人は1日3000歩早足で歩くと、1日1万歩歩いたときと同じ効果があることが米国で報告されました。1日1万歩か3000歩の早足か、あなたはどちらを選びますか。
出典:Medicine & Science in Sports & Exercise: September 23, 2016
感染症の主な原因はウイルスと細菌の感染ですが、私たちは病気になると時に食欲が減退します。この食欲減退と病気の関係を検討した研究です。ありふれたウイルスや細菌に感染させたマウスに、栄養を与えると、ウイルス感染した動物は生き残り、細菌に感染した動物は死亡しました。この原因として糖質が関与していることがわかり、糖質代謝を抑制する物質を与えて同じ実験をしてみると(絶食したときと同じ状態)、結果は逆になり、細菌に感染したマウスは生き、ウイルスに感染したマウスは死亡しました。「風邪には大食、熱には絶食」という古い諺があるようですが、ウイルス感染の代表である風邪をひいたときはよく食べるとなおりやすいのかもしれません。
出典:Cell 166, 1512–1525, September 8, 2016
辛い食品としてどなたもまず唐辛子が頭に浮かぶことでしょう。唐辛子は大量に食べると健康に有害と言われていますが、生姜を一緒に食べると癌予防になるのではないかという動物実験の研究です。肺がんになりやすいマウスを用いて、①唐辛子、②生姜、③唐辛子と生姜の両方、の成分が入っているえさを数週間与えて肺がんの発生率を比較しました。その結果、①唐辛子群は全て肺がんを発症、②生姜群は50%発症、③唐辛子と生姜の両方群は発症率がわずか20%でした。生姜の成分が唐辛子の有害作用を打ち消し、逆に唐辛子は生姜の有益作用を増強しているのではないかと推測されています。辛い食事が好きな方は、唐辛子はできるだけ少なく、かつ生姜を加えて食べるといいかもしれません。
出典:J. Agric. Food Chem., 2016, 64 (31), 6203–6211